【企業の健康経営をサポート】トレーナー・管理栄養士派遣のGOALS

  • facebook
  • twitter
  • instagram
  • 個人の方はこちら

お役立ちコンテンツ
Content

第6の栄養素、食物繊維の重要性

健康経営を考えるとき、従業員の栄養状態にも気を配ることは有効な手段の一つといえるでしょう。

 

ヒトは多種多様な栄養素を摂取してスムーズな身体活動を実現しています。

 

特定の栄養素が足りなくても、また反対に過剰にありすぎても身体には良くない影響を与えます。

 

1つ1つの栄養素を理解したうえで、全体的なバランスを考えることが重要です。

 

 

近年では「食物繊維」が第6の栄養素として注目を浴びていますが、実際の摂取量は不足しがちになっている人も多いようです。

 

食生活改善を議論するとき、しばしば名前の挙がる食物繊維ですが、いったい何者なのかちゃんと分かっているでしょうか?

 

【食物繊維とは】

 

第6の栄養素といわれる食物繊維ですが、食物繊維そのものが体内で何かを構成したり、エネルギーを発生させるようなことはありません。

 

ですので定義からすると食物繊維は栄養素とは言えません。

ひと昔前は消化されない食べ物のカスで、ヒトの身体には不要なものと認識されていました。

 

しかし近年では食物繊維に対する研究が進み、健康にとっての有用性が次々と判明し、たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルに次ぐ「第6の栄養素」として重要視されるようになりました。

 

食物繊維とは一般的に「ヒトの消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されています。

 

そんな消化・吸収されない食物繊維が人の体内でどのような働きをしているのでしょうか。

 

【食物繊維が不足すると何が良くないの?】

食物繊維は、水に溶けない繊維状の筋を持った不溶性食物繊維と、ネバネバとした粘液性の多糖類である水溶性食物繊維に分けられます。

 

不溶性食物繊維は大腸で水分を含んで膨らみ、便の体積を増やします。それによって大腸は刺激され蠕動活動が活発になります。

 

スムーズな排便活動のためにはなくてはならないものです。

 

また水溶性の食物繊維が大腸で発酵することによって、腸内における善玉菌が増殖し整腸作用を促進します。

 

さらに糖の吸収を阻害して急激な血糖値の上昇を抑えたり、体内のコレステロールの排泄を促進したりといった生理作用も促します。

 

食物繊維の摂取量が少なくなることで、これらの機能がうまく働かなくなり、結果的に腸の不調や代謝系の疾患を引き起こし、場合によっては大腸がんの原因にまでなるといわれています。

 

直接栄養になることはなくても、食物繊維は人間の身体がスムーズに機能するために必要不可欠なものであるということが最近の研究ではっきりしてきたのです。

 

【なぜ食物繊維が足りなくなるのか】

 

厚生労働省の資料によれば、30~40代の男性に必要な1日当たりの食物繊維量は26g程度だといわれています。

 

必要な摂取カロリーの中で1000kcalあたり、およそ10gは摂取するべきと推奨されています。

 

それに対し実際の摂取量は平均で14gぐらいであるというデータがあります。

 

昭和の前半頃の日本人は、1日1人当たりの食物繊維摂取量は20gを超えていました。

 

それがなぜ今のように不足傾向になってしまったのでしょうか。

 

これは戦後の欧米化した食生活が原因ではないかといわれています。

 

肉や魚などの動物性食品には、食物繊維はほとんど含まれません。

 

動物性の食品に偏った食生活になりがちな働き盛りのサラリーマンは特に注意が必要でしょう。

 

【食物繊維をうまく摂るには】

食物繊維は穀類や豆、きのこや藻類などに多く含まれます。

 

サツマイモやシイタケ、ひじきなど、普通の量を摂取するだけでその中に食物繊維が2~3gくらい含まれている食材は決して珍しくありません。

 

食物繊維に対する知識を少し持っておくだけで、簡単に補給することができます。

 

社員食堂を持つ会社であれば、少しの工夫で無理なく食物繊維の量を増やすことは可能でしょう。

 

従業員1人1人にも食物繊維の重要性を理解してもらう必要があります。

 

定期的に専門家による栄養指導や講義を行うことも効果的かもしれません。

 

従業員全員の日頃の食事をすべて把握するわけにはいきません。

 

食物繊維だけでなく、食事と栄養についての正しい知識やチェックポイントを定期的に提供することで従業員の食生活に対する意識を高めることができるでしょう。

 

お問い合わせはこちら

MENU