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カロリーだけじゃない。痩せるためには腸の働きが重要
体脂肪を減らすにはカロリー収支をマイナスにするべし。
もちろんこれは基本的な原則ですが、同じようにカロリー制限していても痩せやすい、痩せにくいの差があるような気がしませんか?
カロリー以外に体重を増減させる要素とは何なのでしょう。
目次
【カロリー制限と体重】
体重を減らすためにはカロリー収支をマイナスにすることが絶対条件です。
この状態が作れていなければ、どんなに頑張っても体重は落ちません。
そのためには摂取カロリーを抑えるか、消費カロリーを増加させるか、もしくはその両方を同時に行うか、という選択をすることになるでしょう。
いずれにしても人は体内のエネルギーが不足する事態に陥れば、体を構成しているタンパク質や脂質を分解してエネルギーを補充しようとします。
こうすることで体重が落ちるのですが、同じようにカロリー制限をしたからといって誰でも同じように体重が落ちていくわけではありません。
なぜそのような差が生まれるのでしょう。
【カロリーではなく重量で考える】
カロリー収支によって体重の増減が決まると言いましたが、「カロリー=体重」というわけではありません。
人の体は食事や水分、吸気などを外から体内に取り込んで、それらを細かく分解してから吸収します。
細かく分解された栄養素などは体内で必要なところで必要な形に合成され体のパーツを構成したり、蓄えられたりします。
そして必要に応じてそれらは再び分解されて身体活動のためのエネルギーとなったり、体内で行われるさまざまな活動が円滑に行われるための要素となったります。
このように身体の中で合成や分解を繰り返すことを代謝とよんでいます。
その代謝活動によって出てくる老廃物は便や尿、汗や呼気といった形で体外に排出されます。
体重は外から取り込まれたものと外へ排出されたものの重さの差でしかありません。
体内で合成や分解を行う能力には個人差があります。
それ以前に食べたものを消化・吸収する能力や老廃物を取りまとめて排出する能力にも個人差はあるのです。
そのため同じようにカロリーを摂取したとしても、その摂取したカロリーをどれくらい吸収し、どのように代謝して、最終的にどれくらい排出できるのかは人によって違いが生じるのは当然のことなのです。
摂取量が同じであっても、排出量に違いがあれば、結果として体重は変わってしまいます。
【腸内環境を意識する】
単純に重量だけで考えると、摂取量が同じであれば排出量が多いほど体重は減ることになります。
排出、つまり便や尿を作り出してスムーズに体外へと送り出すには、腸が正常に働いていなければなりません。
近年では腸内フローラと呼ばれる腸内環境が身体に与える影響が注目され、研究されています。
腸内に存在する多くの細菌、いわゆる腸内細菌が腸壁に群生する様があたかも花畑(フローラ)ように見えることから腸内フローラと呼ばれているのですが、この無数の腸内細菌たちがお互いに干渉しあいながら様々な反応を腸内で起こしているのです。
腸内細菌は食事や生活習慣、年齢や外的環境などの様々な影響を受けてそのバランスを変化させます。
腸内細菌のバランスを整え、腸内環境を良好に保つことが、スムーズな老廃物の排出につながり、カロリー制限による体重の減少をより効果的なものにしてくれることでしょう。
腸内環境の正常化はダイエットだけでなく美容や健康、老化の防止や精神的な安定に至るまで多くの良い影響を身体に与えるといわれています。
これまであまり意識してこなかった人は、お腹の調子に注意を傾けることで、体調のコントロールがしやすくなるかもしれません。
【腸内環境をよくするには】
では腸内環境をよくするにはどうすればよいか。
何も特別なことをする必要はありません。
暴飲暴食を避け、バランスのとれた食事をし、適度に身体を動かすだけでいいのです。
しいてあげれば食物繊維や発酵食品などを意識して摂るとよいといわれています。
当たり前のことですが、これらのことをきっちりと守ることによって徐々に腸内の環境は整えられていくのです。
【最後はどれだけ排出できているか】
出るものが出ていってくれなければ、どんなに頑張ったって体重は減りません。
カロリーは制限しているにしても、健康を維持するための栄養は摂取しなければなりませんので、食事は必ずします。
排出がうまくいかなければ、食べる量を減らしても体重が増えることだって考えられます。
一所懸命カロリー摂取を抑えて運動もしているのに、なかなか思うように体重が減っていかない、という方はお腹の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
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